印刷する前に!イラレでこれだけは気をつけたいこと

イラストレーターで入稿する前に

最近は、プリントパックさんなど、
オンデマンド印刷のサービスが拡大してきました。
全国どこに居ても、印刷をオンラインで入稿することができる、
とても便利なサービスです。

ですが、より良い制作物を仕上げるためには、
入稿する前に、最低限注意すべき点があります。

今回は、オンデマンド印刷で入稿する際の注意点を、
一部ではございますが、ご紹介します。

「ヌリタシ」がきちんと設定されているか?

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ひとつの例として、名刺の完成ファイルを提示いたします。
ブルーのガイド線が、仕上がりサイズです。
この名刺のピンクの帯の部分に注目してみると、
仕上がり線を超えて、トンボ線まで塗りを足しています。
これが「ヌリタシ」と呼ばれるもので、
線、画像、図形が仕上がり線にかかるものは、
すべて上下左右3mm延ばすことが鉄則です。
そうすることによって、仕上がり線に当たるところが、
中途半端に切れる事を予防することができます。

フォントはアウトライン化されているか?

スクリーンショット 2015-11-09 16.40.42

パソコンで表示されている文字そのものは、
そのパソコン本体から出力されています。
つまり、他人がワード等でフォントを変えたものは、
そのフォントが自分のパソコンの中に入っていないと、
フォントを認識することができなくなり、
別のフォント、もしくは最悪、文字化けとなることがあります。

どんなパソコンでも、文字を同じ表示にするには、
文字自体を図形にすればいいのです。

アウトラインとは、フォント(文字情報)を図形化することです。
印刷で入稿する際には、ぜひ、アウトラインしておきましょう。

画像はリンク切れになっていないか?

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画像を配置する際にポイントとなる、「リンク」と「埋め込み」。

リンクとは、Illustratorに画像をプレビューとして表示させることです。
つまり、画像の保存先を指定して、仮に表示させているものです。

埋め込みとは、イラストレーターに配置した画像データを
Illustratorファイルの中に埋め込み、
画像ファイルとIllustratorファイルを一体化させることです。

ですので、画像をリンクにした場合、
画像の保存先が変更になると、表示自体ができなくなります。

aiファイルサイズが大きくなってしまいますが、
入稿では画像を「埋め込み」にすることをおすすめします。

注意点のまとめ

これまでご紹介した注意点以外にも、
オーバープリントなど、注意すべき点が山ほどあります。

取り急ぎ、入稿する際は、

・ヌリタシを確認する
・フォントをアウトライン化する
・画像を「埋め込み」にする

最低限、この3点はご注意下さい。

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