イラレで背景を透明にする方法

Illustratorで「背景を透明にする」ということ

イラストレーターでイラストを作成している際、
背景を透明(透過)にする方法をご紹介します。

実は、イラストレーターで作るオブジェクトというのは、
元々透明であって、デフォルトの背景が白なんですね。

ちょっと試してみましょう。
イラストレーターで、下図のようなイラストを制作しました。
くり抜きがありますが、背景は白に見えてます。

20_05

上部メニュー「表示」—「透明グリッドを表示」の順にクリックします。

20_06

すると、背景が透明の表示になりました。

20_07

すなわち、イラストレーターで制作するイラストというのは、
もともと透明というわけです。

それでは、webのバナーのように、背景透明のファイルを制作するには、
どのようにすればよろしいでしょうか?
それは、画像の保存形式を正しく選択することが大切です。

今回は、下図のような背景透明の画像ファイルを
制作してみましょう。

20_finish

Illustratorで背景を透明にする方法

1.イラストレーターのアートボード上で、
背景が透明になるようなイラストを作ります。
ちなみに、下図は星の部分をくり抜きにしています。

20_01

2.上部メニュー「ファイル」—「書き出し」をクリックします。

20_02

3.ファイル名を記述し、ファイル形式は「PNG」に選択します。
そして、「書き出し」ボタンをクリックします。

20_03_01

4.解像度は「スクリーン(72ppi)」、
アンチエイリアスは「アートに最適(スーパーサンプリング)」を選択し、
OKボタンをクリックします。
解像度は、Webで使う場合は72ppi、
紙媒体で使う場合は300ppiにすると良いでしょう。
また、アンチエイリアスとは、
オブジェクトや文字の輪郭をなめらかに表示させることです。

20_04

5.すると、オブジェクトがくり抜かれた状態で、
画像を保存することができました。

20_finish

背景透明のまとめ

イラストレーターの「書き出し」で、
背景を透明にすることができました。

ここで書き出しのファイル形式で選択した「PNG」ファイル。
PNGファイルは、透明を表現することができる画像ファイルで、
よく、Web制作でのロゴの部分で使われます。

また、Web制作で頻繁に使われるJPEGファイル。
JPEGファイルは、透明を表現することができません。
なので、背景部分は白で塗りつぶされることが多いです。

透明の画像ファイルはPNGファイル以外にも、
GIFファイルも背景透明にすることができます。

背景透過にする際には、
書き出し時のファイル形式に注意していきましょう。

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