イラレの不透明マスクを使って、写真に透明なグラデーションをかける!

不透明マスクとは?

不透明マスクとは、マスク自体の明るさに応じて、
マスクされる写真や図形などに対し、
256段階で不透明を設定する機能です。

つまり、グラデーションのようなマスクをすることが可能です。

今回は、下図のような
不透明マスクの写真を制作してみましょう。

27_finish

写真に不透明マスクを適用させる

1.アートボード上に、写真を配置します。

27_01

2.ツールパネル内「長方形ツール」にて、
写真の大きさより、ひと回り大きい長方形を描きます。

27_02

3.描いた長方形を選択し、
ツールパネル内「グラデーション」のボタンをクリックします。
すると、長方形がグラデーションの塗りになりました。

27_03

4.ツールパネル内「グラデーションツール」をクリックし、
長方形のグラデーション具合を調整します。

27_04

5.グラデーションにした長方形を、写真の上に被せます。

27_05

6.グラデーションの長方形と、写真を両方選択します。

27_06

7.上部メニュー「ウィンドウ」—「透明」の順にクリックして、
透明パネルを表示します。

27_07

8.透明パネル内の右上部のメニューボタンをクリックし、
「不透明パネルを作成」をクリックします。

もしくは、透明パネル内にある「マスク作成」ボタンを
クリックします。

27_08

9.すると、写真がグラデーションに合わせて、
透明〜不透明のマスクが完成しました。

27_09

10.写真の後ろに背景の塗りを置くと、
不透明マスクの具合がよく分かります。

27_10

不透明マスクのまとめ

いかがでしたでしょうか?
不透明マスクを使って、グラデーションのような透過写真が出来ました。

不透明マスクをかける前のグラデーションを見ると、
・グラデーションの黒の部分・・・透明
・グラデーションの白の部分・・・不透明
といったことが分かります。

つまり、濃い色を不透明マスクに使うと、
その部分が透明になる原理です。

グラデーションツールや、グラデーションパネルを活用すれば、
下記のような不透明マスクを設定することができます。

・グラデーションパネル内にて、
グラデーションの種類を「円形」にすることによって、
円の外側から内側にかけた(もしくは、その逆)不透明マスクを作成できる。

・グラデーションの描画モードを活用することによって、
テクスチャー等の合成が絡んだ不透明マスクを作成できる。

・グラデーションスライダーを使った、256段階の
自由自在な不透明マスクを作成できる。

他にも、様々な不透明マスクを設定することができます。
ぜひ、お試し下さい。

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